株式会社アスムス
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材料開発の効率化に貢献する
「原子スケールシミュレーション活用セミナー2023」

本セミナーは終了しました。最新の情報は下記よりご覧ください。
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令和5年6月吉日
株式会社アスムス
代表取締役 宇佐見護

拝啓 貴社益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格段のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

この度、「原子スケールシミュレーション活用セミナー2023」の開催をご案内いたします。当社が開発整備している「原子スケール材料シミュレータmatelier」の概要とその中核ソフトウェアである第一原理擬ポテンシャルバンド計算PHASE/0に加えて、利用実績が多い古典分子動力学計算LAMMPSの活用事例など、材料シミュレーションの最新情報をご提供いたします。

社外の講師の方々には、原子スケールのシミュレーションを活用した研究成果をご紹介いただきます。「分子動力学法による自由エネルギー計算:その意義と手法について」では、自然現象と自由エネルギーの関わりの説明から始めて、LAMMPSを用いた古典分子動力学計算によるカーボンナノチューブ分散性の評価までご紹介くださる予定です。 また「SiC添加SiOx薄膜からの可視発光増強とSiC量子ドットの物性予測」ではSiC量子ドットを題材に、スパッタリングによるSiC添加SiOxの薄膜形成やそれらのフォトルミネッセンス、光吸収スペクトル等の光物性評価などの実験を主たる研究手段としながら、発光起源と考えられるSiC量子ドットの電子状態の理解に第一原理計算PHASE/0をお役立ていただいている様子をご紹介くださる予定です。

密度汎関数法に基づく第一原理電子状態計算では、遷移金属酸化物に代表される強相関電子系物質に対してDFT+U法を適用することが一般的です。 同法はUパラメータを必要としますが、その値の決定には、実験結果を参照することを含めて複数の流儀があります。 この任意性の排除を意図して「DFT+U法の基礎と応用」では自己無撞着なU値決定手法とその応用例をご紹介いただく予定です。

その他弊社からは、古典分子動力学ならびに磁性とスピン軌道相互作用について、実用に供することを念頭に置きながら事例を用いてご説明いたします。

材料開発の効率化を図りたい方、実験結果の解釈に手際良くシミュレーションを活用したい方など、原子スケールの材料シミュレーション活用にご興味のある皆様のご参加をお待ちしております。

敬具

開催概要

日  時:2023年7月26日(水)13時20分から16時45分まで(接続開始:12時30分)
会  場:オンライン(Zoomウェビナー)
定  員:100 名
主  催:株式会社アスムス
参 加 費:無料(事前登録が必要です)
お申込み方法: 本セミナーは終了しました。多数ご参加下さり、ありがとうございました。
主な対象者:
  • 第一原理電子状態計算と古典分子動力学を中心とする、原子スケールの材料シミュレーション技術にご興味のある方
  • 原子スケールシミュレーションによる自由エネルギー評価にご関心がある方
  • 実験結果と電子状態計算の比較にご関心がある方

プログラム

時間内容
13:20~13:25
主催者挨拶
13:25~13:40原子スケール材料シミュレーション事業のご紹介
代表取締役 宇佐見 護
13:40~14:20

【お客様ご講演】
分子動力学法による自由エネルギー計算:その意義と手法について

一般財団法人高度情報科学技術研究機構 計算科学技術部 城野 亮太 様

14:25~15:05

【お客様ご講演】
SiC添加SiOx薄膜からの可視発光増強とSiC量子ドットの物性予測

明治大学理工学部 電気電子生命学科 勝俣 裕 様

15:10~15:40

【特別講演】 DFT+U法の基礎と応用

米国Stony Brook大学 Institute for Advanced Computational Science
濱田 智之 様

15:45~16:10古典分子動力学シミュレーターLAMMPSを用いた固体材料解析事例
技術部 主任研究員 甲賀 淳一朗
16:15~16:40磁性とスピン軌道相互作用
技術部 主任研究員 田上 勝規
16:40~16:45
閉会の挨拶

※ プログラムは都合により変更となる場合がございます。予めご了承ください。

セミナー会場

本セミナーはZoomウェビナーを利用してオンライン開催で開催します。お申し込み下さった方に、メールで接続情報をお知らせします。

お問い合わせ

メール:seminar2023 @asms.co.jp
電話:03-6450-2531